ラード塗りとは?
らーどぬり
ラード塗り技法とは、豚の脂身から精製した動物性油脂「ラード」を食材や調理器具の表面に塗布することで、風味・保存性・焼き色を向上させる調理技術です。
ラード塗りとは、豚の脂身を精製して作る動物性油脂「ラード」を、肉・野菜・パン生地・鉄製フライパンなどの表面に塗布して調理に活用する技法です。ラードは古くから世界各地の料理で重宝されてきた基本的な食用油脂のひとつです。
ラード塗りの主な用途は次のとおりです。
- 肉料理の艶出しと保湿:ロースト肉や鶏肉の表面にラードを塗ることで、加熱中の乾燥を防ぎ、こんがりとした艶のある焼き色が得られます。フランス料理の「バルダージュ」(脂を塗り重ねる技法)もこれに近い概念です。
- パイ生地・焼き菓子への応用:ラードをパイ生地に塗り込むことで、植物性油脂とは異なる独特の風味とサクサク感が生まれます。
- 鉄製調理器具のシーズニング:鉄フライパンや鉄板にラードを塗って焼き込む「シーズニング」は、錆び防止と焦げ付き防止の表面加工として現代でも行われます。
ラードは豚の風味が豊かで独特のコクを料理に加えますが、飽和脂肪酸を多く含むため使用量のバランスには注意が必要です。近年は健康志向から植物油に代替されることも増えましたが、伝統的な風味を求める場面では今なお重要な食材です。
使い方・例文
鉄製のダッチオーブンを購入したときは、内側全体にラードを薄く塗って空焚き状態で焼き込むシーズニングを行うと、焦げ付きにくく錆びにくい鍋に育てられます。
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