ランビックとは?
らんびっく
ランビックとは、ベルギーのブリュッセル周辺地域で作られる、野生酵母による自然発酵を用いた世界最古のビアスタイルのひとつです。
ランビックとは、ベルギーのブリュッセル近郊・センヌ川流域(パヨッテンラント地方)で古くから醸造されてきた伝統的なビールスタイルです。最大の特徴は、培養酵母を一切使わず、醸造所の建物や外気に漂う野生の酵母(ブレタノマイセスなど)と乳酸菌によって自然発酵が行われる点にあります。
製法的には、煮沸した麦汁を「クールシップ」と呼ばれる浅くて広い開放型の冷却槽に移し、一晩かけて外気にさらすことで野生微生物を着床させます。その後木樽に移して長期熟成(通常1〜3年)を行います。原料には麦芽のほかに未発芽の小麦が20〜40%使用されることが定められており、古いホップ(苦みより防腐効果を目的)も用いられます。
ランビックから派生した関連スタイルには次のものがあります。
- グーズ:異なる年のランビックをブレンドして瓶内二次発酵させたもの
- クリーク:サクランボを加えて醸したもの
- フランボワーズ:ラズベリーを加えたもの
ランビックは欧州連合の地理的表示によって保護されており、指定地域外では名称を使えません。独特の酸味・野趣ある香り・複雑な風味から、ビール愛好家の間では非常に高い評価を受けています。
使い方・例文
「本場ベルギーのランビック醸造所では、何十年も使い込んだ木樽でじっくりと熟成が行われます」のように、伝統的なビール文化を語る文脈で使われます。
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