ラウタータンとは?
らうたーたん
ラウタータンとは、ビール醸造の麦汁製造工程で使われる槽(タンク)で、マッシング後の醪から麦汁(ウォート)と麦芽かすを分離するためのろ過装置です。
ラウタータン(Lauter Tun)は、ビール醸造における麦汁製造工程(マッシング)の後に使用される専用のろ過槽です。ドイツ語の「läutern(清澄にする)」と「Tun(樽・槽)」が語源で、麦汁を澄んだ状態に仕上げる工程を担います。
醸造工程における位置づけと役割は次のとおりです。
- マッシング:粉砕した麦芽をお湯と混ぜ、デンプンを糖に変える糖化工程
- ラウタリング(ろ過):糖化が完了した醪をラウタータンに移し、麦芽かす(ハスク)を自然なフィルター層として利用して麦汁を分離する
- スパージング:残った麦芽かすに温湯を散布し、残留する糖分を洗い出す
ラウタータンの底部には多数の小孔を持つ偽底(フォルスボトム)が設置されており、これが麦芽かすのベッドを支えながら清澄な麦汁だけを下から抜き出す仕組みになっています。回転式のレーキ(かき混ぜ棒)を内蔵しているタイプも多く、ろ過速度を調整できます。
マッシュタン(糖化槽)とラウタータンを一体化した「コンビネーションタン」を使う小規模醸造所もあります。
使い方・例文
クラフトビールの醸造所見学でガイドが大型の円形ステンレス槽を指差し「ここで麦汁を漉し取ります」と説明する場面が、ラウタータンが登場する典型的なシーンです。
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