ライラとは?
らいら
ライラとは、中東・イスラム文化圏に伝わる神秘的な夜の概念や、女性名・植物名として用いられる言葉です。
ライラ(Layla / Leila)は、アラビア語で「夜」を意味する言葉で、中東・イスラム文化圏において広く使われる女性名でもあります。また、ライラックの別称として植物名にも使われる場合があります。
アラビア文化圏では「ライラ」は美しい夜の象徴として詩や音楽に多く登場します。中でも最も著名な用例は、7世紀のアラビアの叙情詩に描かれた悲恋の物語「マジュヌーンとライラ」です。この物語は、ライラという女性に恋をした詩人カイスが、報われない恋のあまり「マジュヌーン(狂人)」と呼ばれるようになる悲劇で、中東版「ロミオとジュリエット」とも称されます。この物語はペルシャ・トルコ・インドの文学にも大きな影響を与えました。
音楽の分野では、エリック・クラプトンがデレク・アンド・ザ・ドミノスで発表した楽曲「レイラ(Layla)」が世界的に有名で、この曲も「マジュヌーンとライラ」の物語に着想を得たといわれています。
名前としてのライラは、中東・北アフリカ諸国のほか、ヨーロッパや日本でも女性名として使用されることがあります。発音・表記の違いから「レイラ」「レーラ」「ライラ」など複数の形が存在します。
植物としてのライラは、ライラック(フランス語でlilas)の英語圏での通称であることもあり、薄紫色の花と甘い香りが特徴です。
使い方・例文
「彼女の名前はライラといい、アラビア語で夜を意味する」というように、人名の由来を説明する文脈や、中東文学・音楽の解説の場面で登場することが多い言葉です。
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