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ヤママユとは?

やままゆ

ヤママユとは、日本の山林に生息する大型の野蚕で、幼虫クヌギなどの葉を食べ、美しい緑色の繭をつくる蛾です。

ヤママユ(山繭、学名:Antheraea yamamai)は、チョウヤママユガ科に属する大型の蛾です。日本の固有種(もしくは日本・朝鮮半島に分布)とされており、翅を広げると10〜15センチほどになる存在感のある昆虫です。翅の色はオレンジ〜赤褐色系で、前後翅それぞれに目玉模様(眼状紋)があります。

ヤママユの幼虫はコナラ・クヌギ・カシワなどブナ科の葉を食べて育ちます。成熟した幼虫は緑色の大きな繭をつくります。この緑色の繭から採れる絹糸は「天蚕糸(てんさんし)」と呼ばれ、カイコガの絹糸より光沢・強度ともに優れているとされ、非常に高価な高級繊維として珍重されます。

成虫は夏(おもに7〜9月)に出現し、夜間に灯火に飛んでくることがあります。成虫になると口が退化して何も食べられず、交尾・産卵だけを行い短命で一生を終えます。

長野県安曇野市などでは天蚕の産地として知られており、ヤママユを山の木に放って半野生状態で飼育する「天蚕農業」の伝統が今も受け継がれています。希少な高級繊維産業として観光資源にもなっています。

使い方・例文

夏の夜、山間部の街灯や照明に大きなオレンジ色の蛾が飛んでくることがあり、それがヤママユであることが多いです。長野県の天蚕農場では、クヌギの木に放した幼虫が育つ様子を見学できます。

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