ヤマガラ属とは?
やまがらぞく
ヤマガラ属とは、シジュウカラ科に属する小型の鳥の分類群で、日本のヤマガラを含む数種が東アジアに分布します。
ヤマガラ属(Sittiparus)は、スズメ目シジュウカラ科に属する小型の鳥の属です。かつてはシジュウカラ属(Parus)に含められていましたが、現在は分子系統学の解析を経て独立した属として扱われています。
日本で最もなじみ深いのはヤマガラ(Sittiparus varius)で、本州・四国・九州の山地から低地の落葉広葉樹林に広く生息します。腹面のオレンジ色と頭の黒白模様が特徴的で、体長は約14センチメートルです。スズメより大きくシジュウカラより少し小さい印象で、丸みを帯びたかわいらしい外見が親しまれています。
ヤマガラは知能が高い鳥としても知られており、エサを貯蔵する「貯食行動」を行います。秋に木の実(エゴノキの果実など)を1個ずつ運んでは木の皮の隙間や地中に埋め、冬に取り出して食べます。かつては「神社のおみくじを引く」芸を仕込んで見世物にする文化もありました。
ヤマガラ属には、沖縄に生息するリュウキュウヤマガラのほか、台湾・フィリピンなどに固有種が分布します。日本のヤマガラは島や地域ごとに羽色の変異が見られ、亜種の分類が議論されています。
使い方・例文
秋の里山でエゴノキの実をくわえたヤマガラが飛び回る様子を説明するとき、「ヤマガラ属の鳥は貯食行動をとる」という形で登場します。
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