モントリオール議定書とは?
もんとりおーるぎていしょ
モントリオール議定書とは、オゾン層を破壊する物質の生産・消費を段階的に廃止することを定めた国際条約です。
モントリオール議定書(正式名称:オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書)は、1987年にカナダのモントリオールで採択された国際条約で、1989年に発効しました。冷蔵庫やエアコンの冷媒・スプレー缶の噴射剤として広く使われていたフロン類(クロロフルオロカーボン:CFC)などがオゾン層を破壊していることが明らかになったことを受け、国際社会が協力して規制することを決めました。
議定書の主な内容は以下の通りです。
- CFC(フロン)・ハロン・HCFC(代替フロン)など100種類以上のオゾン層破壊物質を規制対象に指定
- 先進国と途上国に分けた段階的廃止スケジュールの設定
- 多数国間基金による途上国への技術・資金支援
1990年代以降の改正を重ねて規制は強化され、現在は197の国と地域すべてが締約する、国連加盟全国が批准した史上初の条約となっています。この取り組みの成果として、南極上空のオゾンホールは縮小傾向にあり、21世紀中頃までに1980年代以前の水準に回復すると予測されています。
また2016年の「キガリ改正」では、オゾン層は壊さないが強力な温暖化ガスであるHFCも規制対象に加わり、気候変動対策としても機能するようになりました。国際環境条約の成功例として高く評価されています。
使い方・例文
家庭用エアコンの冷媒がCFC(フロン)から環境負荷の低い冷媒に切り替わったのは、モントリオール議定書に基づく国際的な規制の成果です。
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