メースとは?
めーす
メースとは、ナツメグの種子を包む網状の仮種皮を乾燥させたスパイスで、ナツメグに似た甘く繊細な香りが特徴です。
メース(Mace)は、ナツメグ(Nutmeg)と同じ植物Myristica fragransから採れるスパイスです。ナツメグの実が熟すと外皮が割れ、内部の種子(これがナツメグ)を赤い網目状の膜が包んでいます。この膜(仮種皮・アリル)を取り出して乾燥させたものがメースです。乾燥により色は赤みがかったオレンジ〜黄色に変化します。
メースの香りはナツメグと似ていますが、より軽くデリケートで甘みのある風味とされます。主な産地はインドネシア(バンダ諸島)、スリランカ、インドなどです。かつてはナツメグとともに香辛料貿易において非常に高い価値を持ち、大航海時代にはヨーロッパ列強がその産地を巡って激しく争いました。
料理での主な用途は以下のとおりです。
- ヨーロッパ料理:ベシャメルソース・ソーセージ・パテ・スープの風味づけ
- お菓子:ケーキ・クッキー・プディングなどの甘いスパイスとして
- インド料理:ビリヤニや肉料理のスパイスミックスに配合
- ピクルスや漬物の風味付け
形状には「ブレード(板状)」と「グラウンド(粉末)」があります。日本ではあまり一般的ではありませんが、欧米では料理・製菓に欠かせない基本スパイスのひとつです。
使い方・例文
ベシャメルソース(ホワイトソース)を作る際にメースをひとつまみ加えると、料理に奥行きのある香りと上品な風味が加わり、グラタンやラザニアの完成度が高まります。
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