メトン周期とは?
めとんしゅうき
メトン周期とは、太陽暦と太陰暦がほぼ一致するまでの約19年という周期で、古代ギリシャの天文学者メトンが発見しました。
メトン周期(Metonic cycle)とは、19太陽年が235朔望月(新月から次の新月までの周期)にほぼ等しいという天文学的な一致から導かれる周期のことです。1太陽年は約365.25日、1朔望月は約29.53日であり、19年×365.25日と235ヶ月×29.53日の差は数時間程度しかありません。
この周期を発見したのは、紀元前5世紀のアテナイの天文学者メトン(Meton of Athens)とされ、彼の名前にちなんで「メトン周期」と呼ばれています。メトンは当時のアテナイで公式に採用されていた太陰暦の暦法改革に活かそうとしたとされています。
メトン周期は暦の調整に実際に使われてきました。
- ユリウス暦・グレゴリオ暦の閏月:太陰暦と太陽暦を調整する19年7閏法(19年間に7回の閏月を挿入する方式)の根拠となっている
- ユダヤ暦:現在も19年サイクルで閏月を設ける方式を採用している
- イースターの計算:キリスト教の移動祝日であるイースターの日付算定にメトン周期が利用されてきた
また、「同じ日付・同じ曜日・同じ月相がほぼ繰り返す」という性質から、占星術や農耕暦においても長く重視されてきた概念です。現代でも暦法・天文計算・宗教的な祝日計算の基礎として参照されます。
使い方・例文
「ユダヤ暦がメトン周期を利用して19年に7回の閏月を挿入することで、太陽暦とのずれを補正している」という文脈で使われます。
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