メサ・ヴェルデとは?
めさゔぇるで
メサ・ヴェルデとは、アメリカ合衆国コロラド州にある先住民プエブロ人が造った絶壁住居群を保護する国立公園で、1978年にユネスコ世界遺産に登録されています。
メサ・ヴェルデ国立公園(Mesa Verde National Park)は、アメリカ合衆国コロラド州南西部、コルテスの東方に位置する国立公園です。1906年に国立公園として指定され、1978年にはユネスコ世界文化遺産に登録されました。スペイン語で「緑のテーブル状台地」を意味する名称が示すように、平頂の台地(メサ)が連なる地形が特徴です。
公園内で最も重要な遺産は、絶壁の岩棚に造られた先住民の集合住居「クリフ・ドウェリング(崖住居)」です。これらはアナサジ(古代プエブロ)と呼ばれる先住民が、13世紀後半に台地上から岩棚へ移り住んで建設したもので、石と日干しレンガを使って複数階建ての住居・儀礼施設・貯蔵庫が密集して造られています。
代表的な崖住居として、約150室の部屋と23の「キバ(円形地下式儀礼空間)」をもつ「クリフ・パレス」があります。これは北米大陸最大の崖住居として知られており、一度に数百人が居住できたと推定されています。ほかにも「バルコニー・ハウス」「スプルース・ツリー・ハウス」など600以上の崖住居跡が公園内に残っています。
13世紀末に住民は突然この地を去り、現在のニューメキシコ州・アリゾナ州方面へ移動したと考えられています。干ばつや社会的な変動が原因とされますが、詳細は今なお研究中です。現代のプエブロ族やホピ族はアナサジの子孫とされており、メサ・ヴェルデは生きた文化的つながりをもつ遺産でもあります。
使い方・例文
メサ・ヴェルデは世界遺産の解説や北米先住民の文化を学ぶ授業で登場し、絶壁に造られた住居の写真は社会科や地理の教材でもよく使われます。
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