ムラサキシキブとは?
むらさきしきぶ
ムラサキシキブとは、日本各地の山野に自生する落葉低木で、秋に小さな紫色の実が密集して枝に連なる様子が美しく、庭木や生け花の素材として親しまれています。
ムラサキシキブ(紫式部)は、シソ科(旧分類ではクマツヅラ科)に属する落葉低木で、学名はCallicarpa japonicaです。日本全国の山野や雑木林の林縁に自生し、高さは1〜3メートルほどになります。
名前の由来は、秋に実る紫色の小さな果実が枝いっぱいに連なる様子が優雅で、平安時代の女流作家「紫式部」を連想させることからつけられたとされています。
ムラサキシキブの特徴をまとめると以下のとおりです。
- 葉:対生し、長楕円形で縁に細かい鋸歯がある。
- 花:初夏(6〜7月頃)に淡紫色の小花が葉腋に集まって咲く。
- 実:秋(10〜11月頃)に直径3〜4ミリほどの光沢のある紫色の核果が密集してつく。
- 紅葉:葉は黄色に紅葉した後に落葉する。
庭植え用に改良された近縁種のコムラサキ(Callicarpa dichotoma)は実のつき方がより密で、ムラサキシキブとして市販されることが多いです。生け花や秋の花材として花屋でも流通しており、秋の風情を楽しむ素材として広く用いられています。また、野鳥がこの実を好んで食べるため、庭に植えると小鳥を引き寄せる効果もあります。
使い方・例文
秋の庭先や公園で、細い枝に紫色の小粒の実が鈴なりになっている低木を見かけたらムラサキシキブ(またはコムラサキ)です。秋の生け花や茶花としても頻繁に使われる素材です。
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