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ミセルとは?

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ミセルとは、界面活性剤分子が水中で集まり、疎水性の尾部を内側に、親水性の頭部を外側に向けて形成する球状の集合体です。

ミセル(micelle)とは、界面活性剤(両親媒性分子)が水溶液中で一定の濃度(臨界ミセル濃度:CMC)を超えたときに自発的に形成する、分子の集合体(会合体)です。

界面活性剤の分子は、水になじみやすい親水性の頭部と、油になじみやすく水を嫌う疎水性(親油性)の尾部という2つの部分を持ちます。水中ではこの疎水性の尾部が水と接触するのを避けようとする力が働き、多数の分子が集まって尾部を内側に、頭部を外側に向けた球状の構造を作ります。これがミセルです。

ミセルの重要な性質のひとつが可溶化です。ミセルの内部は油と似た疎水的な環境であるため、本来は水に溶けない油性の汚れや有機物をミセルの内側に取り込んで水中に分散させることができます。これが石けんや洗剤の洗浄作用の基本原理です。

ミセルの応用分野は多岐にわたります。

  • 洗剤・シャンプー・化粧品(汚れや油分の除去・乳化)
  • 食品工業(乳化剤として脂肪を水中に分散)
  • 医薬品(難溶性薬剤のドラッグデリバリーシステム)
  • ナノ材料(ミセルを鋳型にしたナノ粒子合成)

ミセルの大きさは一般に直径数〜数十ナノメートル程度です。

使い方・例文

食器洗い用洗剤を水に溶かすと界面活性剤分子がミセルを形成し、フライパンに付いた油汚れをミセルの内部に取り込んで水で洗い流せる状態にします。

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