マンサード屋根とは?
まんさーどやね
マンサード屋根とは、上部が緩やかで下部が急傾斜の二段折れ屋根で、屋根裏を有効活用できる設計として知られます。
マンサード屋根(mansard roof)は、屋根面が上下2段の勾配を持つ特徴的な形式の屋根です。上部は緩やかな傾斜(ほぼ平らに近い場合もある)で、下部は急勾配となっており、断面から見ると折れ曲がった形状になっています。4方向すべてがこの形状をとる「フルマンサード」と、2方向のみの「ギャンブレル(ハーフマンサード)」があります。
名称は17世紀フランスの建築家フランソワ・マンサール(François Mansart)に由来するとされますが、この形式を体系的に広めたのはルーブル宮の増改築などに関わった建築家ジュール・アルドゥアン=マンサールだとも言われ、諸説あります。
マンサード屋根の主なメリットは次のとおりです。
- 急傾斜の下段部分の内側を居住空間(屋根裏部屋・ドルマー窓付き)として活用できる
- 建物の実質的な床面積を増やせる
- 外観にクラシックなヨーロッパ風の風格を与える
19世紀後半のパリ大改造(オスマン計画)によって普及し、パリの街並みを特徴づける屋根形式となりました。日本でも明治期以降の洋風建築に採用された例があります。
使い方・例文
パリの下町を歩くと、グレーの亜鉛板で葺かれたマンサード屋根が建ち並び、ドルマー窓がアクセントとなったパリらしい屋根景観が広がっています。
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