マルスとは?
まるす
マルスとは、ローマ神話における戦争の神で、ギリシャ神話のアレスに相当し、ローマの建国神話ではロムルスとレムスの父とされます。
マルス(Mars)は、古代ローマの宗教・神話において戦争と農耕を司る神です。ローマ人にとってマルスは単なる戦神にとどまらず、ローマの守護者としての側面も持っていました。ギリシャ神話のアレス(Ares)と同一視されますが、ローマのマルスはより高位の崇敬を受けていました。
神話では、マルスは軍神として戦士たちの守護を担い、ローマの軍事遠征の前には祈りが捧げられました。また、ウェスタの巫女レア・シルウィアとの間にロムルスとレムスをもうけたとされており、ローマの建国神話と深く結びついています。このためマルスはローマの「国民の父」的な神格でもありました。
マルスにちなんだ事物は現代にも広く残っています。
- 3月(March)の語源はマルスに由来する
- 火星(Mars)は赤い色が戦争・血を連想させることから命名された
- 「マーシャル(martial)」(軍事的な)もマルスが語源
美術・彫刻では武装した壮年の男性として描かれ、槍や盾を持つ姿で表現されます。ルーヴル美術館などに所蔵される古代の彫像にもマルス像が多く残されています。
使い方・例文
西洋美術の授業や美術館の解説で「この彫像はマルス(戦神)を表しており、槍と盾を持つ姿が典型的な表現です」と説明されることがあります。
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