マルガレーテ1世 (デンマーク女王)とは?
まるがれーていっせい
マルガレーテ1世とは、14世紀末から15世紀初頭にかけてデンマーク・ノルウェー・スウェーデンを統合したカルマル同盟を実現させた北欧の女王です。
マルガレーテ1世(Margrete I、1353〜1412年)は、デンマーク王ヴァルデマー4世の娘として生まれ、北欧三王国を実質的に支配した歴史上最も重要な北欧の君主のひとりです。正式な王位は持たなかったものの、「全北欧の主君」と称され、類まれな政治力で三王国をひとつの連合体にまとめ上げました。
マルガレーテはノルウェー王ホーコン6世に嫁ぎ、その子オーラフが後のデンマーク王・ノルウェー王となりましたが、オーラフは1387年に若くして没します。これを機に彼女はデンマークとノルウェーの実権を掌握しました。さらにスウェーデンでもアルブレクト王への貴族の反感を利用して1389年に同国の支配権を獲得しました。
1397年、マルガレーテは甥の子エリクを三王国共通の国王として擁立し、デンマークのカルマルで歴史的な同盟を締結しました。これが「カルマル同盟」と呼ばれる北欧三王国の連合体で、以後1523年まで続きます。しかし実際の権力はマルガレーテが握り続けました。
彼女は卓越した外交・行政能力で貴族を統制し、教会・財政・法制度の整備を進めました。「北欧のセミラミス」とも呼ばれ、中世北欧における女性君主の代表的存在として歴史に名を刻んでいます。
使い方・例文
北欧史やカルマル同盟を扱う歴史の授業で「マルガレーテ1世はデンマーク・ノルウェー・スウェーデン三国を束ねた稀有な指導者だった」のように紹介されます。
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