マリオネットとは?
まりおねっと
糸や針金で操る人形劇用の人形で、ヨーロッパを中心に長い歴史を持つ伝統的な操り人形です。
マリオネット(marionette)とは、人形の各部位に糸や針金を取り付け、上部の操作棒から引っ張ることで動かす操り人形の一種です。手、足、頭、腰など複数の部位を個別に操ることで、歩く・踊る・身振りするといった人間に近い動作を表現できます。
「マリオネット」という言葉はフランス語で「小さなマリー(マリア)」を意味し、中世ヨーロッパで聖母マリアをかたどった人形劇に由来するとされます。ヨーロッパでは中世から盛んに行われ、市場や広場での大道芸、宮廷での余興として発展しました。チェコ・ベルギー・イタリアなどでは地域固有のマリオネット劇団が現在も活動しており、ユネスコの無形文化遺産に登録されている演目もあります。
マリオネットの主な特徴は以下の通りです。
- 重力を利用した自然な動きの表現が可能
- 操り手は人形の上方に位置し、観客からは見えにくい
- 精巧なものは指先の動きまで再現できる多数の糸を持つ
- 木・布・粘土など多様な素材で作られる
現代ではミュージカルや映像作品にも登場し、「あやつり人形」の代名詞として広く知られています。また転じて、他者に操られている人物を「マリオネットのよう」と表現することもあります。
使い方・例文
ヨーロッパの人形劇フェスティバルでマリオネットの職人が細い糸を巧みに操り、まるで生きているかのように人形を踊らせた。
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