マナマコとは?
まなまこ
マナマコとは、日本の沿岸に広く生息するナマコの代表的な種で、食材としての利用や乾燥加工品(いりこ)でも知られています。
マナマコ(真海鼠、学名 Apostichopus japonicus)は、棘皮動物門ナマコ綱に属する海産動物で、日本を含む東アジアの沿岸に広く分布しています。潮間帯から水深数十メートルの岩礁・砂泥底に生息し、砂や泥の中の有機物をろ過・分解して食べる「海のお掃除屋さん」としての役割を持ちます。
体色によって「あかこ(赤個体)」「あおこ(青個体)」「くろこ(黒個体)」の3タイプに大別されることが多く、同じマナマコでも見た目が大きく異なります。体長は成体で15〜30センチメートル程度で、触れると体を硬直または弛緩させる独特の反応を示します。外敵に遭遇すると内臓を体外に放出して身を守る「排内臓(はいないぞう)」という行動でも知られています。
食文化の面では日本や中国で古くから食材として重宝されてきました。生食(酢の物)・湯引き・煮付けなどの料理に使われるほか、乾燥させた「いりこ(煎海鼠)」や内臓の塩辛「このわた」は高級珍味として知られています。中国では乾燥ナマコ(海参)が非常に高値で取引され、日本産マナマコの需要も高まっています。
近年は乱獲や環境変化による資源減少が懸念され、各地で養殖や資源管理の取り組みが進んでいます。
使い方・例文
日本料理店では、薄切りにしたマナマコを酢と生姜で和えた「酢ナマコ」が正月料理の一品として定番のおもてなし料理に登場します。
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