マナとは?
まな
マナとは、ポリネシアや太平洋島嶼文化に伝わる超自然的な力・霊力・権威を意味する概念です。
マナ(mana)とは、主にポリネシア・メラネシア・ミクロネシアなどの太平洋島嶼社会において伝統的に信じられてきた超自然的な力・霊的エネルギーを指す概念です。英語圏の人類学では19世紀末から重要な宗教・呪術概念として研究されてきました。
マナは特定の人物・物体・場所に宿るとされ、その所有量が多いほど社会的威信・指導力・呪術的効力が高いとみなされます。首長(チーフ)や戦士、祭司などはとくに多くのマナを持つとされ、その身体や所有物に触れることが禁忌(タブー)とされる場合もありました。
マナの特徴は次のとおりです。
- 人格的・非人格的両方の性質を持ちうる
- 功績・血統・儀礼・戦勝などによって増減する
- 物体・動植物・自然現象にも宿りうる
- タブー(禁忌)と表裏一体の関係にある
人類学者マレット(R. R. Marett)はマナを「前アニミズム」的宗教感情の根源とみなし、宗教の起源論の中心概念として位置づけました。現代ではゲームやファンタジー作品でも魔法エネルギーを表す語として広く使われています。
使い方・例文
「あの首長はマナが強い」という表現は、ポリネシアの伝統社会でその人物が卓越した霊的権威と社会的威信を持つことを意味しました。また現代のRPGゲームで「MPゲージ」の別名として「マナ」が使われるのも、この概念が由来です。
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