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マテーラの洞窟住居群(サッシ)とは?

まてーらのどうくつじゅうきょぐんさっし

マテーラの洞窟住居群(サッシ)とは、イタリア南部のマテーラ市にある石灰岩の崖に刻まれた先史時代から続く洞窟住居群で、ユネスコ世界文化遺産に登録されています。

マテーラのサッシ(Sassi di Matera)は、イタリア南部バジリカータ州の都市マテーラにある独特の洞窟住居地区です。「サッシ」とはイタリア語で「石」を意味し、石灰岩の崖と谷(グラヴィーナ渓谷)に刻まれた洞窟や岩窟を利用した住居・教会・倉庫などの複合的な居住空間を指します。1993年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

マテーラの居住の歴史は数千年前にさかのぼるとされ、先史時代から人々が岩窟を住まいとして利用してきたことが知られています。中世にはキリスト教の修道士たちが岩窟を礼拝堂・修道院として使用し、独自のフレスコ画文化が花開きました。現在でも150以上の岩窟教会が確認されています。

しかし20世紀中頃には、劣悪な衛生環境とマラリアの蔓延を理由に住民の強制移住が実施されました。作家カルロ・レーヴィの著書「キリストはエボリで止まった」がこの地の貧困を告発し、国際的に注目されました。その後、世界遺産登録を経てサッシは保存・修復が進み、現在では宿泊施設やレストランとしての活用が広がっています。

マテーラは2019年の「欧州文化首都」にも選ばれ、古代の洞窟住居が現代の芸術・文化拠点として蘇った稀有な例として世界から注目されています。映画のロケ地としても使われることが多く、古代都市エルサレムを想起させる景観が愛用されています。

使い方・例文

「マテーラのサッシを歩くと、先史時代から続く洞窟住居が迷路のように連なり、タイムスリップしたような感覚を覚えると多くの旅行者が語っている」という文脈で使われます。

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