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マツタケ菌根とは?

まつたけきんこん

マツタケ菌根とは、マツタケの菌糸が松などの樹木の根と共生して形成する特殊な構造で、両者が栄養を交換し合う共生関係の場所のことです。

マツタケ菌根とは、マツタケTricholoma matsutake)の菌糸が主にアカマツなどの松の細根に侵入・包被することで形成される外生菌根の一形態です。この菌根は植物と菌類が互いに恩恵を受け合う「相利共生」関係の産物で、マツタケの生育には必須の構造とされています。

仕組みとしては、マツタケの菌糸は松の細根の表面を菌糸鞘(マントル)で包み込み、根の皮層細胞の間に「ハルティヒ網」と呼ばれる菌糸ネットワークを形成します。この構造を通じて、植物は光合成で作った糖類などの有機炭素化合物を菌類に供給し、菌類は土壌中のリン酸塩や窒素化合物などのミネラルを植物に提供します。

マツタケ菌根の特徴として以下が挙げられます。

  • 菌根を持つ松の根は白または淡黄色で先端が二又に分岐することが多い
  • 菌根は「シロ」と呼ばれる地中のコロニーを形成し、毎年外側へ拡大していく
  • シロの範囲がそのままマツタケの発生場所となる
  • マツタケは現在のところ純粋培養での大量栽培に成功していない

この強固な共生関係があるためマツタケの人工栽培が極めて困難とされており、自然条件下での松林管理(適度な明るさ・貧栄養な土壌)がマツタケ産地の保全において重要視されています。

使い方・例文

マツタケの発生予測や産地管理の研究において、「シロの広がりを確認することでマツタケ菌根の分布域を推定する」というような使われ方をします。

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