マット・ペインティングとは?
まっとぺいんてぃんぐ
マット・ペインティングとは、映画やゲームなどで実景の撮影が困難な背景を絵で描いて合成する映像制作技法のことです。
マット・ペインティング(Matte Painting)とは、映画・テレビ・ゲームなどの映像制作において、実際に撮影できない広大な風景や建造物、架空の世界などを精密な絵画として描き、実写映像と合成することで、あたかも現実に存在するかのように見せる視覚効果技法です。
歴史的には、大型のガラス板に油絵具や水彩で背景を描き、カメラが実写部分と絵画部分を同時に撮影する手法が主流でした。20世紀初頭のハリウッド映画から広く利用され、1970〜80年代のSF映画でも数多く活用されています。
デジタル時代に入るとPhotoshopや3DCGツールを使ったデジタルマットペインティングが主流となりました。主な特徴は以下の通りです。
- 制作コストを大幅に抑えながら壮大なシーンを実現できる
- 実写映像の一部と描画した背景をシームレスに合成できる
- 3Dソフトウェアとの連携でカメラ移動にも対応可能
- VFX(視覚効果)パイプラインの重要な工程の一つとして定着している
現在では映画のVFXスタジオのほか、ゲーム会社やアニメスタジオでも専任アーティストが活躍しており、環境コンセプトアートとの境界も曖昧になりつつあります。
使い方・例文
「スター・ウォーズ」シリーズや「ロード・オブ・ザ・リング」では、実際には存在しない城や惑星の背景がマット・ペインティングによって描かれ、実写シーンと合成されています。
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