ポリアリレートとは?
ぽりありれーと
ポリアリレートとは、芳香族ジカルボン酸と芳香族ジオールからなる全芳香族ポリエステルで、耐熱性・耐候性・難燃性に優れたエンジニアリングプラスチックのことです。
ポリアリレート(Polyarylate、PAR)は、芳香族ジカルボン酸(イソフタル酸・テレフタル酸など)と芳香族ジオール(ビスフェノールAなど)が縮合重合したポリエステル系高分子です。「全芳香族ポリエステル」とも呼ばれ、骨格に芳香環を多く含むため、脂肪族ポリエステルよりも大幅に耐熱性・剛性が向上しています。
ポリアリレートの代表的な特性は以下のとおりです。
- ガラス転移温度が高く(グレードにより190〜250℃程度)、優れた耐熱性をもつ
- 紫外線に対して安定で、屋外での長期使用でも物性劣化が少ない(耐候性)
- 固有難燃性が高く、UL94 V-0クラスのものも多い
- 成形性が比較的良好で、薄肉・複雑形状への射出成形が可能
電気・電子分野では耐熱性が求められるコネクタ・リレー・回路基板の部品に採用されています。また優れた耐候性を活かして屋外照明部品・自動車のランプレンズ・太陽光パネルの部材にも使われます。光学分野では高屈折率の光学部品素材としても利用されており、特殊なグレードは光ファイバーや光学薄膜の用途に対応しています。汎用プラスチックよりコストが高い一方、超耐熱素材が不要な中程度の耐熱用途で性能とコストのバランスが良い素材として評価されています。
使い方・例文
屋外設置の照明器具のカバーや自動車のヘッドランプレンズにポリアリレートが使われており、紫外線や雨風に長期間さらされても透明性と強度を維持します。
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