ポトシ市街とは?
ぽとししがい
ポトシ市街とは、ボリビアのアンデス高地に位置し、16〜18世紀に銀山の採掘で世界的な富を築いた歴史都市です。
ポトシ市街(Ciudad de Potosí)は、ボリビア南西部の標高約4,000メートルの高地に位置する都市です。16世紀にセロ・リコ(「豊かな丘」の意)で莫大な銀鉱脈が発見されたことで急速に発展し、最盛期にはマドリードやロンドンをしのぐ人口を誇る世界有数の大都市となりました。
スペイン植民地時代、セロ・リコから産出される銀はスペイン王室の財源を潤し、ヨーロッパ経済を大きく変容させました。その一方で、銀の採掘には先住民(ミタ制と呼ばれる強制労働制度)や後にアフリカから連れてこられた人々が酷使され、多大な犠牲を伴いました。「ポトシに値する」という慣用句がスペイン語に生まれるほど、巨大な富の象徴として世界史に刻まれています。
市内には植民地時代のバロック建築の教会、造幣局(カサ・デ・ラ・モネダ)をはじめとした歴史的建造物が数多く残り、1987年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。しかし、銀の枯渇と採掘業の衰退に伴い、都市は長らく困窮を続けており、世界遺産危機リストに掲載された時期もあります。
使い方・例文
南米の植民地史や世界経済史を語る場面で「ポトシ市街の銀山はスペイン帝国の繁栄と労働搾取の両面を象徴する」と取り上げられます。
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