ホモテリウムとは?
ほもてりうむ
ホモテリウムとは、約500万年前から約1万年前まで広く生息したサーベルタイガーの一種で、上顎から伸びる鋸歯状の長い犬歯を持つ大型肉食哺乳類です。
ホモテリウム(Homotherium)は、鮮新世から更新世末期にかけてアフリカ・ユーラシア・北アメリカに広く分布した絶滅した大型ネコ科動物です。いわゆる「サーベルタイガー(剣歯虎)」の仲間であり、スミロドンと並んでよく知られた属の一つです。
身体的特徴として、上顎から突き出す長い犬歯(剣歯)は鋸歯状の縁を持ち、大型獲物の頸部や喉を切り裂くのに適していたと考えられています。体形はライオンに似ていますが、前肢が後肢より長く、ハイエナのような傾いた背中のシルエットが特徴的でした。
ホモテリウムの主要な情報は以下のとおりです。
- 体長:推定1.7〜2.3メートル程度
- 生息期間:約500万年前〜約1万年前(一部の研究では数千年前まで)
- 主な獲物:マンモスの子どもや大型草食動物
- 脳の大きさ:現代のライオンに匹敵する高い知性が推定される
近年のDNA解析により、ホモテリウムが予想より最近まで生存していた可能性や、スミロドンとは系統的に離れていることが明らかになってきています。ヨーロッパでは北海の海底からも化石が発見されており、氷河期の海面低下時に北海が陸地だった時代の生息を示す証拠となっています。
使い方・例文
自然史博物館の氷河期哺乳類の展示コーナーで、マンモスやウールリーライノとともに復元図や骨格模型が展示されることが多い動物です。
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