ホットスタンピングとは?
ほっとすたんぴんぐ
ホットスタンピングとは、高温に熱した鋼板をプレス成形しつつ急冷することで、超高強度な自動車部品を製造する加工技術です。
ホットスタンピング(Hot Stamping)とは、鋼板を高温(およそ900度前後)に加熱し、その状態でプレス成形(スタンピング)を行いながら金型内で急速に冷却することで、超高強度の部品を製造する加工技術です。「ホットプレス」「ダイクエンチ」とも呼ばれます。
通常の冷間プレス成形では加工が難しい超高張力鋼板も、高温状態では柔らかくなり成形しやすくなります。その後、金型内での急冷(焼き入れ)によって鋼板の結晶組織がマルテンサイト変態し、引張強度が1,500MPa以上にもなる超高強度の部品が得られます。
ホットスタンピングのメリットは以下のとおりです。
- 軽量化: 高強度のため板厚を薄くでき、同等の強度をより軽い部品で実現できる
- 複雑形状の成形: 高温時に成形するためスプリングバックが少なく、精度の高い形状が得られる
- 衝突安全性の向上: ピラーやバンパービームなど衝撃を受ける部位に使用し、乗員保護性能を高める
自動車のAピラー、Bピラー、ルーフレール、バンパービーム、フロアなど衝突安全上重要な部位に幅広く採用されています。自動車の軽量化と安全基準強化が求められる中、ホットスタンピング部品の採用範囲は近年急速に拡大しています。
使い方・例文
「そのEVモデルはBピラーにホットスタンピング材を採用し、軽量化と側面衝突安全性の両立を実現した」という文脈で使われます。
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