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ペンデンティヴとは?

ぺんでんてぃゔ

ペンデンティヴとは、正方形の平面上に円形のドームを架けるための三角形の球面状の移行部分で、ビザンティン建築などに見られる重要な構造技法です。

ペンデンティヴ(pendentive)は、建築における構造技法の一つで、正方形の平面(4本の柱や壁)の上に円形のドームを乗せる際に生じる隅の空間を埋める、球面状の三角形の移行部材です。

正方形と円形は形状が異なるため、そのまま正方形の上にドームを架けることはできません。そこでペンデンティヴは、四隅それぞれに設けられた曲面が徐々に拡がることで正方形から円形への滑らかな移行を実現し、ドームの荷重を下部の構造体へと伝達する役割を果たします。

ペンデンティヴが最も効果的に活用されたのはビザンティン建築であり、6世紀にコンスタンティノープル(現トルコイスタンブール)に建てられたハギア・ソフィア大聖堂は、ペンデンティヴを用いた大規模ドームの最初期の傑作として知られています。この技法はその後、ロマネスク・ルネサンス・バロック建築にも受け継がれました。

類似の技法としてスクインチ(隅弧)がありますが、ペンデンティヴは球面状の連続した曲面で処理する点で構造的・視覚的により洗練されているとされます。建築史において、大空間を覆うドーム架構の発展に欠かせない技術的成果です。

使い方・例文

建築史の教科書やビザンティン建築の解説で、「ハギア・ソフィアのドームはペンデンティヴによって支えられている」という形で登場します。

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