ヘルモーズとは?
へるもーず
ヘルモーズとは、北欧神話に登場するオーディンの息子で、俊足の神・使者として知られる神格です。
ヘルモーズ(Hermóðr)は北欧神話に登場する神で、主神オーディンの息子の一人とされています。その役割は神々の使者・伝令であり、ギリシャ神話のヘルメス(ローマ神話のメルクリウス)に相当する機能を持つ存在です。
ヘルモーズが特に有名なのは、兄弟神バルドルの死にまつわる物語においてです。光と美の神バルドルがロキの策略によってヤドリギで作られた矢に倒れると、ヘルモーズは父オーディンの馬スレイプニルに乗り、死者の国ヘルへと旅立ちます。九夜にわたる暗く険しい道を越え、ヘル(冥界の女神)のもとを訪ねてバルドルの返還を懇願する、という重要な役割を担います。
ヘルの答えは「世界中のあらゆるものがバルドルのために泣くなら、彼を返す」というものでした。しかし、ロキが老婆に変装してそれを拒んだため、バルドルは戻ることができませんでした。この物語はラグナロク(神々の黄昏)につながる悲劇として北欧神話の核心をなしています。
ヘルモーズは『散文エッダ』に詳しく記述されており、その勇敢さと神々への忠誠心を示す象徴的人物として描かれています。現代ではゲームや小説などのファンタジー作品にも登場します。
使い方・例文
北欧神話を題材にしたゲームや小説でバルドルの蘇生を求める使者として登場する場合、それがヘルモーズです。死者の国への旅という試練を引き受ける役割から「勇敢な使者」の象徴として語られます。
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