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ヘゲモニーとは?

へげもにー

ヘゲモニーとは、力による支配ではなく、文化価値観への同意を通じて形成される社会的な主導権や支配力のことです。

ヘゲモニーはギリシャ語の「指導・支配」を意味する語に由来し、政治・社会・文化の分野で「主導権」「覇権」を指す言葉として使われます。元来は国家間の勢力関係を表す外交用語でしたが、現代では特にイタリアの思想家アントニオ・グラムシが発展させた概念として知られています。

グラムシは、支配階級が社会を維持するのは暴力や強制だけによるのではなく、自らの価値観・世界観・文化を「常識」として被支配者に内面化させることで行われると論じました。これを文化的ヘゲモニーと呼びます。支配される側が支配を「当たり前」として受け入れてしまう状態がヘゲモニーの核心です。

ヘゲモニーが機能する場面の例としては、以下が挙げられます。

  • メディアや教育が特定の価値観を「正常」として流通させる
  • 特定の生活様式や消費行動が「理想」として自明視される
  • 国際関係における大国が国際規範や制度を自国有利に設計する

現代の文化研究・メディア研究・国際関係論では、ヘゲモニーという概念を使って「誰の価値観が社会の中心に置かれているか」「それはどのように形成・維持されているか」を問うアプローチが広く用いられています。

使い方・例文

「アメリカ的なライフスタイルが世界中で憧れの対象になっている」という状況は、文化的ヘゲモニーの典型例として語られます。

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