プロキシマ・ケンタウリbとは?
ぷろきしまけんたうりびー
プロキシマ・ケンタウリbとは、太陽系に最も近い恒星プロキシマ・ケンタウリを公転する系外惑星で、ハビタブルゾーン内に位置することから生命存在の可能性が注目されています。
プロキシマ・ケンタウリb(Proxima Centauri b)は、太陽系から最も近い恒星であるプロキシマ・ケンタウリを周回する系外惑星です。2016年に欧州南天天文台(ESO)の研究チームがドップラー分光法による観測で発見を発表し、科学界と一般社会の双方から大きな注目を集めました。
プロキシマ・ケンタウリbの主な特徴は以下のとおりです。
- 距離:地球から約4.24光年(最も近い系外惑星の一つ)
- 公転周期:約11.2日
- 推定質量:地球の約1.07倍以上(最小質量)
- 軌道位置:ハビタブルゾーン(生命居住可能圏)内
ハビタブルゾーンとは、恒星からの距離がちょうど良く、液体の水が惑星表面に存在できる可能性がある領域のことです。プロキシマ・ケンタウリbはこの領域に位置するため、理論上は液体の水が存在しうる環境かもしれないと考えられています。
ただし、親星であるプロキシマ・ケンタウリは赤色矮星であり、頻繁に強力なフレア(爆発現象)を起こすことが知られています。このため惑星表面が強烈な紫外線や高エネルギー粒子にさらされており、大気が剥ぎ取られている可能性も指摘されています。生命が存在できるかどうかは、大気の有無や惑星の磁場など多くの不確実な要素に依存しており、現時点では断言できません。太陽系に最も近い「第二の地球候補」として、今後の観測技術の発展とともに研究が続けられています。
使い方・例文
「プロキシマ・ケンタウリbへのレーザー帆船による到達構想『ブレークスルー・スターショット』では、数十年での到達を目指している」のように、系外惑星探査や宇宙移住の議論で登場します。
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