プリニー式噴火とは?
ぷりにーしきふんか
プリニー式噴火とは、火山ガスと火砕物が柱状に高く噴き上げる爆発的な噴火様式のことです。
プリニー式噴火(Plinian eruption)は、火山噴火の様式のひとつで、マグマが地表に達した際に大量の火山ガスと火山灰・軽石などの火砕物が混合し、成層圏にまで達する巨大な噴煙柱を形成する非常に爆発的な噴火です。噴煙柱の高さは数十キロメートルに達することもあります。
名称は西暦79年にイタリアのヴェスヴィオ火山が噴火した際の様子を書き記した古代ローマの博物学者、小プリニウス(Gaius Plinius Caecilius Secundus)に由来します。このときの噴火でポンペイとヘルクラネウムが埋没したことは広く知られています。
プリニー式噴火の特徴は次の通りです。
- 粘性の高いマグマに大量の揮発性成分(水蒸気・二酸化硫黄など)が含まれる
- 噴煙柱が連続的・持続的に高く吹き上がる
- 広範囲に火山灰・軽石が降り積もる
- 噴煙柱が崩壊すると火砕流が発生しやすい
現代でも1980年のセント・ヘレンズ山(アメリカ)や1991年のピナトゥボ火山(フィリピン)の噴火がプリニー式噴火に分類されます。気候にも大きな影響を与え、硫黄化合物が成層圏に拡散することで地球規模の気温低下をもたらすこともあります。
使い方・例文
ヴェスヴィオ火山の噴火(79年)はプリニー式噴火の典型例とされ、ポンペイを厚い火山灰と軽石で埋めたことで知られます。また、1991年のピナトゥボ火山噴火は20世紀最大規模のプリニー式噴火で、翌年の北半球の平均気温を約0.5度低下させました。
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