ブロッケン現象とは?
ぶろっけんげんしょう
「現象」の用語まとめを見るブロッケン現象とは、霧や雲の中で太陽を背にすると自分の影の周りに虹色の光の輪が現れる大気光学現象です。
ブロッケン現象とは、霧や雲などの水滴の中に太陽光が照射される条件下で、観察者が太陽を背にしたとき、自分の影の周囲に虹色の光の輪(グローリー)が現れる大気光学現象です。名称はドイツのハルツ山地にあるブロッケン山に由来し、この山でよく観察されたことからこの名がつきました。
現象が起きる仕組みは、霧や雲を構成する無数の微細な水滴が、太陽光を回折・後方散乱させることにあります。水滴の大きさが揃っているほど鮮やかな輪が現れ、中心部が暗く外側に向かって赤・橙・黄・緑・青・紫の順で色づきます。この光の輪は「グローリー」と呼ばれ、虹とは異なるメカニズムで生じます。
ブロッケン現象が見られる主な条件は次のとおりです。
- 観察者の後方に太陽がある(太陽の反対方向に影が伸びる)
- 前方に霧・雲などの水滴が漂っている
- 水滴の粒径が比較的均一である
山岳地帯での霧中登山や飛行機の窓からも観察されることがあります。飛行機から見た場合は機体の影を中心とした輪として現れ、「飛行機雲のグローリー」として知られています。古来、山岳地帯でこの現象に遭遇した人々は自分の影が巨大な怪物のように見えることから恐怖を感じたという記録も残っています。
使い方・例文
霧の深い山の稜線で朝日を背にして前方の霧を見ると、自分の影の頭部を中心に虹色の光輪が現れる場面で遭遇できます。
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