フクシア属とは?
ふくしあぞく
フクシア属とは、中南米などを原産とするアカバナ科の低木・多年草で、釣り下がるように咲く二重構造の華やかな花が特徴の観賞植物です。
フクシア属(Fuchsia)は、アカバナ科(Onagraceae)に属する植物の一属で、中央・南アメリカを中心にニュージーランドやタヒチにも自生します。18世紀にヨーロッパに紹介されて以来、その独特の花姿から世界中で広く栽培される観賞植物となりました。
フクシアの最大の特徴は花の構造にあります。釣り鐘状に下向きに垂れ下がる花は、外側の萼片(がくへん)と内側の花弁が異なる色を持つ二重構造で、蜂鳥(ハミングバード)が蜜を吸うために適応した形状です。この垂れ下がる姿が「花の耳飾り」の愛称で親しまれる由来です。
フクシア属の主な特徴をまとめると以下のとおりです。
- 約110種の原種と数千の園芸品種が存在する
- 花色は赤・ピンク・紫・白など多彩で、萼と花弁の色が異なる複色が多い
- 耐暑性が低く、冷涼な環境を好むため夏越しに注意が必要
- 吊り鉢・ハンギングバスケットでの栽培が定番スタイル
属名はドイツの植物学者レオンハルト・フックス(Leonhart Fuchs)に由来します。なお「フクシア(fuchsia)」はそのまま鮮やかな赤紫色を指す色名としても英語に定着しており、ファッションやデザインの世界でも用いられます。日本では春と秋に美しく開花し、夏の高温多湿を嫌うため、冷涼地での栽培や夏の遮熱管理が重要です。
使い方・例文
フクシアは吊り鉢に仕立てた下垂性品種が人気で、春から初夏にかけてテラコッタの鉢から赤と紫の二色の花がいくつも垂れ下がる様子を楽しめます。
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