フォーヴィスムとは?
ふぉーゔぃすむ
フォーヴィスムとは、20世紀初頭にフランスで生まれた、鮮烈な色彩を大胆に使う絵画運動のことです。
フォーヴィスム(Fauvisme)は、1905年前後にフランスを中心に展開した前衛的な絵画運動で、「野獣派」とも呼ばれます。「フォーヴ(fauve)」はフランス語で「野獣」を意味し、当時の批評家が作品の色彩の激しさを皮肉って使った言葉が、そのまま運動の名称になりました。
最大の特徴は、現実の色から切り離された純粋で強烈な色彩の使用です。自然の色に忠実であろうとするのではなく、画家の感情や内的世界を色彩によって直接表現しようとしました。輪郭線は単純化され、形態よりも色面の対比が画面を支配します。
代表的な画家にはアンリ・マティス、アンドレ・ドラン、モーリス・ド・ヴラマンクらがいます。マティスは生涯にわたって色彩の探求を続け、フォーヴィスムの精神的指導者とみなされています。
フォーヴィスムとしてまとまって活動した期間は比較的短く、1908年頃には各画家が独自の方向へ進んでいきましたが、その影響は表現主義や抽象絵画など後続の美術運動に大きく及びました。
使い方・例文
マティスの「緑の筋のあるマティス夫人の肖像」は、顔を緑と赤に大胆に塗り分けたフォーヴィスムの代表作として知られています。
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