フアン・ペロンとは?
ふあんぺろん
フアン・ペロンとは、アルゼンチンの軍人・政治家で、大統領を2度(のちに3度)務め、強力な民族主義・社会主義的政策「ペロニズム」を打ち立てた指導者です。
フアン・ドミンゴ・ペロン(Juan Domingo Perón、1895〜1974)は、アルゼンチンの軍人・政治家です。陸軍将校として頭角を現し、1943年のクーデターに参加した後、労働省長官・副大統領などを歴任して労働者層から絶大な支持を獲得しました。1946年に大統領選挙で勝利し、初めて大統領に就任しました。
ペロンの政治思想は「ペロニズム(justicialismo)」と呼ばれ、資本主義でも共産主義でもない第三の道を標榜しました。労働者の権利拡大・賃金引き上げ・社会保障の充実を進める一方、外国資本の国有化・輸入代替工業化を推進しました。妻エバ・ペロン(エビータ)との活動は国民、特に貧困層や女性に大きな支持を集めました。
1955年に軍部クーデターで失脚しスペインへ亡命しましたが、1973年に帰国して再び大統領に就任(3期目)。しかし翌1974年に死去し、副大統領だった妻イサベルが後を継ぎました。ペロニズムはその後も「ペロニスタ党(正義党)」として継続し、アルゼンチン政治の大きな柱であり続けています。
- 1946年・1952年・1973年と大統領を3期務める
- 労働者・貧困層への社会政策で支持を獲得
- 妻エバ・ペロンとともにカリスマ的指導力を発揮
- 「ペロニズム」はアルゼンチン現代政治の原点
使い方・例文
アルゼンチンの政治史やラテンアメリカの民族主義運動を学ぶ教科書・記事で必ず登場する人物です。
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