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ピナトゥボとは?

ぴなとぅぼ

ピナトゥボとは、フィリピンルソン島にある活火山で、1991年の大噴火が20世紀最大規模の噴火の一つとして世界的に知られています。

ピナトゥボ山(Mount Pinatubo)はフィリピンルソン島の中西部、マニラ北西約100キロメートルに位置する活火山です。標高は1,486メートルで、火山弧(ルソン弧)の一部を構成するプレート収束型の火山です。長期間休眠状態にあると考えられていたため、その噴火は地元住民や国際社会に大きな衝撃を与えました。

1991年6月15日の噴火は、20世紀最大規模の火山噴火の一つとして記録されています。この噴火では約1,000万トン以上の二酸化硫黄が成層圏に放出され、地球全体の平均気温を約0.5度低下させたとされます。火砕流・火山灰・火山岩塊が広域に降り積もり、周辺地域を壊滅させました。死者・行方不明者は約800人以上にのぼり、約20万人が避難を強いられました。当時は台風ユーニャが同時接近するという二重の災害となったことも被害を拡大させました。

噴火後の変化は以下のようなものでした。

  • 頂上部が吹き飛び、カルデラ湖(ピナトゥボ湖)が形成された
  • 大量の火山砕屑物が谷を埋め、降雨のたびにラハール(火山泥流)が発生し二次被害が長年続いた
  • 周辺の米国クラーク空軍基地の閉鎖・返還が加速した
  • 成層圏への硫酸塩エアロゾルの拡散により、翌年の世界的な冷夏に影響を与えた

ピナトゥボの噴火は火山学・気候科学・防災の分野で重要な研究事例となっており、大規模噴火が地球気候に与える影響を実証した歴史的な事件として位置付けられています。現在は観光地としても知られ、カルデラ湖へのトレッキングが人気を集めています。

使い方・例文

ピナトゥボ山は地理や地学の授業で「20世紀最大規模の噴火」の例として取り上げられることが多く、噴火による地球規模の気候への影響を学ぶ際の代表事例として登場します。

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