ヒクイドリ科とは?
ひくいどりか
ヒクイドリ科とは、飛べない大型の鳥類の分類群で、ヒクイドリとエミューの2属を含む、オーストラリアとニューギニア島に分布する科です。
ヒクイドリ科(学名:Casuariidae)は、鳥綱・ヒクイドリ目に属する飛べない大型走鳥類の科です。現生ではヒクイドリ属(Casuarius)とエミュー属(Dromaius)の2属を含み、ヒクイドリ3種とエミュー1種の計4種が知られています。
ヒクイドリ属はニューギニア島とオーストラリア北部の熱帯雨林に生息し、頭部の角質の突起(カスク)と鮮やかな首の皮膚色が特徴的です。体高は1.5〜2メートルに達し、後ろ脚の内趾には鋭い爪を持つため、危険な鳥として知られています。エミューはオーストラリア大陸全域に分布し、体高約1.8メートルと世界で2番目に大きな鳥です。飛べない代わりに走ることに特化した脚を持ちます。
ヒクイドリ科の共通した特徴を挙げると次のとおりです。
- 翼が著しく退化し、飛行能力を持たない
- 骨格が頑丈で筋肉質な脚を持ち、高速での走行が可能
- 羽毛は二叉状で柔らかく、ダウン様の質感
- 卵の抱卵と育雛をオスが行う(ヒクイドリ・エミューともに)
進化的には南半球の超大陸ゴンドワナ分裂以降に適応放散したと考えられており、走鳥類の中でも独自の系統を形成しています。エミューはオーストラリアの国章にも描かれるなど、象徴的な存在です。
使い方・例文
動物園の「オーストラリア区」でエミューやヒクイドリが展示されている場合、案内板に「ヒクイドリ科」の分類名が記載されていることがあります。
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