パ・ド・アクシオンとは?
ぱどぅあくしおん
パ・ド・アクシオンとは、バレエにおいて物語の筋を舞踊で表現する場面のことで、純粋な踊りの場面(ディヴェルティスマン)と対をなす概念です。
パ・ド・アクシオン(Pas d'action)は、フランス語で「行動の踊り」を意味するバレエ用語です。バレエ作品における場面の種類を区別するために使われ、特に物語の展開・感情の高まり・登場人物同士の関係性を舞踊と表情(ミム)を通じて表現する場面を指します。
古典バレエの構成において、場面は大きく二つに分かれます。一つは技術的な踊りや様式美を見せるための「ディヴェルティスマン」や純粋な「パ・ド・ドゥ」、もう一つが物語を進めるための「パ・ド・アクシオン」です。パ・ド・アクシオンでは、バレエの振付だけでなく、手の動きや目線・体の向きによって感情や状況を語る「ミム(mime)」と呼ばれる無言劇的な表現も組み合わせられます。
たとえば「白鳥の湖」でオデットが王子に自分の境遇を語る場面や、「ジゼル」でジゼルが狂乱する場面などはパ・ド・アクシオンの代表例です。これらの場面はダンサーの演技力・表現力が強く問われ、技術だけでなく感情表現の豊かさが評価されます。
現代バレエや現代舞踊では古典的な区別が薄れてきていますが、古典バレエを学ぶ上でこの概念を理解することは、作品の構造と意図を深く読み解くために重要です。
使い方・例文
「ジゼル」の第1幕でジゼルが恋人アルブレヒトの裏切りを知り、狂乱して倒れる場面は、振付とミムが融合したパ・ド・アクシオンの典型として知られています。
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