アクシオンとは?
あくしおん
アクシオンとは、素粒子物理学で提唱されている未発見の素粒子で、暗黒物質の有力な候補とされる仮想的な粒子です。
アクシオンとは、素粒子物理学において存在が理論的に予言されている、非常に軽く電気的に中性な仮想の素粒子です。まだ実験で直接発見されたことはありませんが、世界中の研究者が探索を続けています。
この粒子は、量子色力学における「強いCP問題」と呼ばれる理論上の謎を解決するために、1970年代に提案されました。強い力を記述する理論では本来起きてもよいはずのある種の対称性の破れが、実際にはほとんど観測されないという矛盾があり、その説明のために新しい粒子の存在が仮定されたのです。
アクシオンは質量が極めて小さく、他の物質とほとんど相互作用しないと考えられているため、検出が非常に難しい粒子です。一方で、宇宙に大量に存在するのに正体がわかっていない暗黒物質の候補としても注目されており、専用の検出装置を用いた探索実験が各地で行われています。
もし実際に発見されれば、素粒子物理学だけでなく、宇宙の成り立ちを解明する手がかりにもなると期待されています。
使い方・例文
「暗黒物質の正体はアクシオンではないかと考えられている」のように、素粒子物理学や宇宙論の話題で使われます。
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