パンテオンとは?
ぱんておん
パンテオンとは、ローマに現存する古代ローマ時代建造の神殿で、2000年近くを経た今も完全な姿を保ち、建築史上屈指の傑作として知られます。
パンテオン(Pantheon)は、イタリア・ローマのマルス広場地区に位置する、すべての神々に捧げられた神殿です。現存する建物は西暦118〜125年頃、ローマ皇帝ハドリアヌスの治世に再建されたものとされており、約2000年の歳月を経た今日も極めて良好な状態で保存されています。
建築的な特徴として特筆すべきは、内径43.3mの巨大なコンクリート製ドームです。このドームの頂部には直径約9mの円形開口部(オクルス)が開いており、そこから差し込む光が内部を照らします。ドームの高さと内径が等しく、球がちょうど収まる設計になっているため、古代の宇宙観を建築で表現したとも言われています。また、2000年前のコンクリートが今も崩れずに維持されている点は、ローマの建築技術の高さを示しています。
歴史的経緯としては、紀元前27年頃に初代の神殿がマルクス・アグリッパによって建設されたとされ、現在の建物は3代目にあたります。7世紀にキリスト教会(サンタ・マリア・アド・マルティレス教会)として転用されたことが、中世を通じた保存に大きく貢献しました。
パンテオンはルネサンス期以降の建築家に多大な影響を与え、ブルネレスキのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂やワシントンD.C.の米国議会議事堂など、世界各地の建物のモデルとなっています。
使い方・例文
「パンテオンのオクルスから差し込む光は、季節によって室内の異なる場所を照らし、訪れた人を魅了します」のように、ローマ観光や建築史の解説でよく紹介されます。
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