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ハドリアヌスとは?

はどりあぬす

ドリアヌスは2世紀ローマ皇帝で、帝国の防衛と安定を優先し、ブリタニアに長城を築くなど内政・文化の充実に力を注いだ「五賢帝」のひとりです。

ドリアヌス(Publius Aelius Hadrianus、76〜138年)は、ローマ帝国の第14代皇帝(在位117〜138年)で、「五賢帝」のひとりとして知られています。トラヤヌス帝の後継者として即位し、外征による拡大政策から転換して帝国の安定と防衛を最優先課題としました。

ハドリアヌスの治世の最大の特徴は、帝国各地を自ら旅して視察したことです。在位の約半分を旅に費やしたとされ、各地の実情を把握したうえで内政改革を進めました。この旅の過程で建設を命じた「ハドリアヌスの長城」(現在のイングランド北部、世界遺産)は、ローマ帝国の北端をスコットランドの蛮族から守るための防衛施設として有名です。

ハドリアヌスの主な業績は以下の通りです。

  • ハドリアヌスの長城の建設(ブリタニア北部の国境防衛)
  • ローマのパンテオン(万神殿)の現在の形への再建
  • ローマ法の整備・成文化の推進
  • ギリシャ文化への深い傾倒—「ギリシャ愛好者(フィルヘレン)」と称された
  • テヴェレ川畔のヴィッラ・アドリアーナ(ティヴォリ)の造営(世界遺産)

ハドリアヌスはローマ皇帝のなかでも知的・文化的素養が際立った君主であり、建築・文学・哲学への造詣が深かったことでも知られます。

使い方・例文

ロンドンから北部イングランドにかけて残る「ハドリアヌスの長城」の遺跡は世界遺産に登録されており、ローマ帝国の歴史や世界史の授業でも必ず取り上げられます。

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