ペトラの岩窟神殿とは?
ぺとらのがんくつしんでん
ペトラの岩窟神殿とは、ヨルダンの古代都市ペトラに残る、岩山をそのまま彫り込んで造られた壮大な神殿群のことです。
ペトラの岩窟神殿は、ヨルダン南部の砂漠地帯に広がる古代都市ペトラに築かれた、岩盤を直接彫削して造られた神殿・霊廟建築群の総称です。ペトラはナバテア人が築いた交易都市として栄え、紀元前数世紀から紀元後数世紀にかけて最盛期を迎えました。
岩窟建築の中でも特に有名なのが「カズネ(宝物殿)」と呼ばれる霊廟で、高さ約40メートルに及ぶ精緻なヘレニズム様式のファサードが赤砂岩の絶壁に彫り込まれています。ローマ様式とオリエントの装飾が融合したデザインは、ナバテア文化の独自性を示すものとして評価されています。
主な見どころとしては以下が挙げられます。
- カズネ(アル・ハズネ):最も著名な霊廟建築
- 修道院(アド・ダイル):山頂に立つ大型の岩窟建築
- ウルン・ビント・ファラウン:王族の霊廟群
- スィーク:ペトラへ続く細長い岩の回廊
1985年にユネスコ世界遺産に登録され、「新世界七不思議」の一つにも選ばれています。乾燥した砂漠環境の中に刻まれた精緻な建築は、古代の石工技術と信仰の深さを今に伝えています。
使い方・例文
「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」のロケ地としても知られ、映画を通じて世界的に注目を集めました。観光では細長い岩の回廊スィークを抜けると突如カズネが現れる演出的な導線が体験できます。
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