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チチェン・イツァのエル・カスティージョとは?

ちちぇん・いつぁのえる・かすてぃーじょ

エル・カスティージョは、メキシコのマヤ遺跡チチェン・イツァに建つピラミッド型神殿で、天文学的精密さで知られる古代文明の至宝です。

エル・カスティージョ(El Castillo)は、メキシコユカタン半島に位置するマヤ文明の遺跡チチェン・イツァ中心にそびえるピラミッド型神殿です。「カスティージョ」はスペイン語で「城」を意味しますが、正式にはケツァルコアトル(羽毛の蛇神)の神殿とも呼ばれ、マヤ族のククルカン神を祀っています。世界七不思議の新世界七不思議の一つに選ばれており、ユネスコ世界遺産にも登録されています。

神殿の構造は、マヤ暦の精巧な計算に基づいて設計されています。四方に91段ずつ、頂上の一段を加えると合計365段の階段があり、太陽暦の1年の日数と一致します。また、春分・秋分の日には夕刻になると階段に光と影が生まれ、羽毛の蛇が這い降りてくるように見える「ククルカンの降臨」と呼ばれる天文現象が起こります。

高さは約30メートルで、基部は各辺約55メートルの正方形をしています。発掘調査によって内部に別の小さなピラミッドが存在することが確認されており、マヤ文明の建築技術の精巧さが改めて注目されました。

チチェン・イツァはトルテカ文明の影響も受けており、エル・カスティージョはマヤとトルテカの文化融合を体現する建築物として、中央アメリカ古代文明を研究する上で欠かせない遺跡とされています。

使い方・例文

春分の日と秋分の日には、エル・カスティージョの北面階段に太陽の光と影が作り出す「蛇の影」を見ようと、世界中から数万人の観光客が集まります。この天文現象はマヤ人の高度な暦学と建築技術の証明として、教科書や科学番組にもよく登場します。

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