アテネのパルテノン神殿とは?
あてねのぱるてのんしんでん
アテネのパルテノン神殿とは、ギリシャのアクロポリスの丘に立つ古代ギリシャ建築の傑作で、女神アテナを祀るドーリア式神殿です。
パルテノン神殿(Parthenon)は、ギリシャの首都アテネの中心にそびえるアクロポリスの丘の上に建てられた、古代ギリシャ建築の最高傑作とされる神殿です。アテネの守護神アテナ・パルテノス(処女神アテナ)に捧げられ、紀元前447年から紀元前438年にかけて本体が完成しました。
建設を指揮したのはペリクレスで、彫刻家フェイディアスが装飾を監督し、建築家イクティノスとカリクラテスが設計を担当しました。白大理石(ペンテリコス産)を用いたドーリア式建築で、外周にはドーリア式の柱が46本並びます。神殿内にはフェイディアス作と伝わる黄金と象牙を使った巨大なアテナ像が安置されていましたが、現存しません。
その後の歴史において、パルテノン神殿はさまざまな用途に転用されました。
- ビザンティン帝国時代にはキリスト教の聖堂に改修
- オスマン帝国時代にはモスクとして使用
- 1687年、火薬庫として使われていた際のヴェネツィア軍の砲撃で大きく損壊
- 19世紀初頭、イギリスのエルギン卿が彫刻群(エルギン・マーブルズ)を持ち去り、現在はロンドンの大英博物館に所蔵
現在はユネスコの世界遺産(アクロポリス)に登録されており、古代民主主義文明の象徴として世界的に高い認知度を誇ります。修復・保全作業が継続的に進められています。
使い方・例文
「パルテノン神殿の柱が微妙に外側に傾いているのは、遠くから見たときに真っすぐに見えるよう意図的に設計されたもので、古代ギリシャの高度な光学的知見を示している。」歴史・建築・哲学の授業でも頻繁に引用される建造物です。
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