パラノイアとは?
ぱらのいあ
パラノイアとは、根拠のない強い疑念や被害妄想を持ち続ける精神状態、あるいはその傾向を指す言葉です。
パラノイア(paranoia)は、ギリシャ語で「錯乱した心」を意味する語に由来し、根拠のない強烈な疑念・被害感・誇大感などの妄想的な思考が持続する状態を指します。精神医学的な文脈では「妄想性障害」の一形態として扱われることがあります。
精神医学的には、以下のような特徴が見られます。
- 現実的な根拠がないにもかかわらず、他者から迫害・監視・欺かれていると確信する
- その妄想的な信念が長期にわたって持続する
- 他の認知機能は比較的保たれている場合が多い
- 統合失調症とは区別されるが、統合失調症でもパラノイア的な症状が現れることがある
日常語としては、「過度に疑い深い」「不信感が強い」「何かに追われているような気持ちになる」といった状態を表すためにより広く使われます。たとえば、ビジネスの場ではセキュリティ上の脅威を常に意識する姿勢を「健全なパラノイア」と呼ぶこともあります。
原因としては、遺伝的要因・環境的ストレス・トラウマ・薬物使用などが複合的に関与するとされています。治療には認知行動療法や薬物療法が用いられますが、当事者が病識を持ちにくいという困難さもあります。
使い方・例文
「仕事でミスをするたびに、同僚が自分のことを悪く言っていると強く信じ込んでしまうのはパラノイア的な思考パターンと言える。」のように、心理・精神医学の文脈で使われます。
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