バジャーダとは?
ばじゃーだ
バジャーダとは、山地の麓に複数の扇状地が横につながって形成される緩傾斜の堆積地形で、砂漠や乾燥地帯に典型的に見られます。
バジャーダ(bajada、またはbahada)とは、乾燥地域や半乾燥地域において、山地や台地の麓に複数の沖積扇状地(アリューヴィアルファン)が横に並んで互いにつながり、ひとつながりの緩やかな斜面を形成した地形のことです。スペイン語で「下り坂・斜面」を意味する言葉が地形学用語として定着しました。
形成のメカニズムとして、乾燥地帯では稀な大雨(フラッシュフラッド)の際に山地から大量の砂礫・土砂が一気に運搬されます。山の出口(谷口)で流れが広がり速度が落ちると、運搬されてきた土砂が扇形に堆積して扇状地が作られます。複数の谷口からこうした扇状地が次々と形成され、隣り合う扇状地がつながることでバジャーダが完成します。
バジャーダの特徴として次のことが挙げられます。
- 山地側は粗い礫・岩屑が多く、平野側に向かって細粒の砂・シルトになる
- 地表は一見平坦だが緩やかな傾斜をもつ
- 乾燥地帯では植生が少なく地形が明瞭に観察できる
- 地下水を含む場合もあり、オアシスの形成に関わることもある
北米のソノラ砂漠・モハベ砂漠、中央アジアの乾燥地帯などでよく見られる地形であり、地形学の重要なテーマとして大学の地理・地球科学教育でも扱われます。
使い方・例文
アメリカのアリゾナ州やカリフォルニア州の砂漠地帯では、山脈の麓に広がるバジャーダの上に道路が走っており、長い緩傾斜の地形が地理の教材写真としてもよく登場します。
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