バジャダとは?
ばじゃだ
バジャダとは、乾燥地域の山麓に複数の扇状地が連続して合わさって形成される、なだらかな傾斜面の地形です。
バジャダ(Bajada)とは、乾燥・半乾燥地域において、山地の麓に複数の沖積扇状地(アリューヴィアルファン)が横に連なって一体化した、なだらかな堆積性の傾斜面地形です。スペイン語で「下り坂」「降下」を意味し、北米南西部のアメリカ南西部やメキシコ北部などの砂漠地帯でよく見られる地形として地形学の用語に採用されました。
形成過程は次のようなものです。乾燥地帯では時折激しい短時間降雨(スコール)が発生し、山岳部から大量の土砂を含む流水が平野部へ一気に流れ出します。山麓に到達すると流速が落ちて土砂が堆積し、扇状地(ファン)が形成されます。隣接する谷筋から出た複数の扇状地が互いに合体することで、山麓全体をなだらかに覆うバジャダとなります。
バジャダの地形的・利用的特徴は以下の通りです。
- 砂礫や砂からなる透水性の高い地盤で、地下水を蓄えやすい
- オアシスや湧水が生じやすく、乾燥地域の集落立地と深く関わる
- 表面は礫に覆われたレグ(礫砂漠)の景観を呈することが多い
- 北米ではソノラ砂漠やモハベ砂漠で典型的なバジャダが観察できる
地形学では扇状地・バジャダ・プラヤ(干上がった湖底)という三段構成で乾燥地域の地形を整理します。農業用水の確保や都市開発においても重要な地形単位として認識されています。
使い方・例文
バジャダは地形学の教科書で乾燥地形の代表例として登場します。砂漠の地形構造を説明する際に「扇状地→バジャダ→プラヤ」という流れで解説されることが多い語です。
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