バサルト繊維とは?
ばさるとせんい
バサルト繊維とは、玄武岩(バサルト)を溶融・紡糸して作った鉱物系繊維で、ガラス繊維より耐熱性・耐薬品性が高く環境負荷も低い複合材料用素材です。
バサルト繊維(basalt fiber)は、火山岩の一種である玄武岩(basalt)を1400〜1500℃で溶融し、白金合金製のノズルから引き出して繊維化した無機繊維です。添加剤をほとんど必要とせず玄武岩のみを原料とするため、製造プロセスが比較的シンプルで環境負荷が低い点が注目されています。
主な特性はEガラス繊維(一般的なFRP用ガラス繊維)と比較すると際立ちます。
- 高い耐熱性:連続使用温度は最大650〜700℃程度で、Eガラスの約2倍の耐熱性を持つ
- 優れた耐薬品性:酸・アルカリ双方に対してガラス繊維より安定
- 良好な機械特性:引張強さはEガラス繊維と同等以上
- 低い吸湿性:水分の影響を受けにくい
- 優れた断熱性・吸音性
炭素繊維と比べると弾性率や比強度は劣りますが、価格は大幅に安価で、磁性を持たず電波を透過する特性もあります。
主な用途は建築・土木分野の補強筋(鉄筋代替)、自動車・鉄道車両の断熱・吸音材、耐熱フィルター、風力発電ブレードの補強材、防火・防炎製品などです。炭素繊維とガラス繊維の中間的な位置づけとして需要が拡大しています。
使い方・例文
コンクリート橋の補強工事にバサルト繊維強化プラスチック(BFRP)筋が採用されることがあり、錆びない特性と耐久性で鉄筋の代替材料として注目されている。
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