バイオアベイラビリティとは?
ばいおあべいらびりてぃ
バイオアベイラビリティとは、投与した薬や栄養素のうち実際に体内の血中や組織に吸収・利用される割合のことです。
バイオアベイラビリティ(bioavailability)は、生物学的利用能とも呼ばれ、投与された物質(薬物・栄養素・サプリメントなど)のうち体循環に到達して実際に作用できる割合を指します。薬学・栄養学・医学の分野で広く用いられる重要な概念です。
静脈注射(点滴)で直接血液に投与した場合は100%が体内に入るため、バイオアベイラビリティは100%とみなされます。一方、経口(飲み薬)で服用した場合は、胃腸での分解・吸収率の違いや肝臓での初回通過効果(ファーストパス効果)などにより、実際に血中に到達する量が大幅に低下することがあります。
バイオアベイラビリティに影響する主な要因は以下のとおりです。
- 投与経路(経口・注射・皮膚吸収・吸入など)
- 製剤の種類(錠剤・カプセル・液剤など)
- 食事との相互作用(空腹時か食後かなど)
- 個人差(年齢・肝機能・腸内環境など)
栄養素の文脈では、たとえば鉄分でも動物性のヘム鉄は植物性の非ヘム鉄よりバイオアベイラビリティが高く、体内に吸収されやすいことが知られています。薬の開発においてはバイオアベイラビリティを高める製剤設計が治療効果を左右する重要な課題となっています。
使い方・例文
「このサプリメントはバイオアベイラビリティが高いため、少量でも効率よく体内に吸収されます」などの文脈で使われます。薬の経口投与と点滴の効き方の違いを説明する際にも登場します。
この用語をシェア
最終更新: