ハワイ・エンペラー海山列とは?
はわいえんぺらーかいざんれつ
ハワイ・エンペラー海山列とは、太平洋に連なる火山島と海山の鎖で、ホットスポット火山活動とプレート移動を示す地形です。
ハワイ・エンペラー海山列(Hawaii-Emperor Seamount Chain)は、北太平洋に南東から北北西方向に伸びる、長さ約6,000キロメートルにわたる火山島と海山の連なりです。ハワイ諸島から北西に続くミッドウェー環礁・レイサン島などを経て、北へ方向を変えてエンペラー海山列へとつながり、最終的にアリューシャン海溝付近に達します。
この地形はプレートテクトニクスとホットスポット理論の証拠として極めて重要です。ホットスポットとは、マントルの深部から継続的に高温のマグマが上昇してくる固定した地点です。太平洋プレートがこのホットスポットの上を北西方向に移動することで、次々と新しい火山が形成され、古い火山は沈降・侵食されて海山となっていきます。
海山列の形成年代は南東端(ハワイ島)が最も若く、北西に向かうほど古くなります。ハワイ島・マウイ島は活発な火山活動が今も続いており、さらに海底ではロイヒ海山と呼ばれる次世代の火山も成長中です。海山列の途中でほぼ直角に曲がる「ハワイ・エンペラーベンド」は、約4700万年前にプレートの移動方向が変化したことを示すとされています。
この海山列は、プレートの移動速度や方向の変化を地球規模で記録した自然の記録簿として、地質学・地球物理学の研究で高い注目を集めています。
使い方・例文
地理の授業でハワイ・エンペラー海山列を学ぶと、ホットスポットの上をプレートが移動することで島の列が形成される仕組みが具体的に理解できます。
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