ハリー・ハモンド・ヘスとは?
はりーはもんどへす
ハリー・ハモンド・ヘスは、海底拡大説を提唱してプレートテクトニクス理論の基礎を築いたアメリカの地質学者です。
ハリー・ハモンド・ヘス(Harry Hammond Hess、1906〜1969年)は、アメリカの地質学者・海洋地質学者です。プリンストン大学で長年教鞭をとり、海洋底の地質構造の研究において革命的な成果を上げました。
ヘスが1962年に発表した「海底拡大説(Sea-floor spreading)」は、地球科学の歴史を塗り替えた画期的な仮説です。その内容は以下のとおりです。
- 中央海嶺(海底山脈)では、マントルから高温の物質が上昇している
- その物質が冷却・固化して新しい海洋底をつくり、両側に広がっていく
- 古い海洋底は海溝でマントルに沈み込んで消滅する
- このサイクルによって海洋底は常に更新されている
この説は、ウェゲナーが20世紀初頭に提唱した大陸移動説の仕組みを説明するものとして、プレートテクトニクス理論へと発展しました。海底の古地磁気縞模様の発見など、後続の研究によって海底拡大説は裏付けられ、現代地球科学の根幹をなす理論となっています。
ヘスは海軍勤務中にも海洋調査を続けるなど、生涯を通じて研究への情熱を持ち続けた科学者として知られています。
使い方・例文
地球科学の教科書で「ハリー・ハモンド・ヘスの海底拡大説がプレートテクトニクスの理解を大きく前進させた」という文脈で登場します。
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